◆入試への考え方が変わった
2020年に大学入試制度が変わることをご存じでしょうか?
これまでの大学入試は、『知識量』と『そのアウトプット』を主に問うものでした。
これを読んでいるあなたも、”勉強”と聞くと英単語や公式など「たくさん覚える」ことだったり、数学や物理化学など
「問題を解きまくる」といったイメージが強いと思います。
そして、試験はその勉強してきたことを問われますよね。
ところが、これからはそれがガラっと変わり、自分の考えを論理的に表現したり、
社会で起きている問題に対してどう関わっていくかといった主体性だったりを問うような形に変わると言われています。
また、数学も、文章があって式を立ててコタエを出す、というイメージがあると思いますが、
たとえば図や表・グラフといった情報が出され、それらを総合的に判断して考えていくという問題に変わります。
ですから、単に解き方をパターン化して頭に入れていくだけの勉強の仕方では解けなくなってしまいます。
また、英語も現在は文法的なことが主で、英文を読んで和訳したり、日本語を英作したりになっていますが、
「読む (Reading)」
「聞く (Listening)」
「書く (Writing)」
「話す (Speaking)」
の4技能を問うものに変わっていきます。
(大学が選択する試験方式によって変わります)
ついこの前に終わった高校入試には、まさにこれまでの「覚えて解きまくる」という勉強をしてきたと思いますが、
これからはその考え方を変えていく必要がありますね。
◆結局、何をすればいい?
確実に言えるのは、
物事に対して常に「考える力」と「考えを表現する」ことに取り組んでくださいということです。
言い方を変えれば、正解は1つではないものに対してどこまで深く考え、自分の意見を表現していけるかです。
たとえば、ニュースで流れる社会問題や、人権問題など。自分はこれからの時代で何をし、どう生きていくのかなど。
正解がないということは、誰もコタエを教えてくれないということですから、「知識を教えてもらってそれを覚える」
といった勉強の価値はどんどん下がっていくと思います。
高校の授業はすでに始まっていますが、なんとなく学校の科目を勉強するのではなく、
「考えること」「考えたことを表現すること」ができる環境に身をおくことが大きく役立つでしょう。
◆塾・予備校選びも慎重に
上で述べたように、今年の高校1年生から大きく変わります。
これから塾や予備校を探す人は、大学入試制度が変わるということに準備している塾かどうかをしっかり見ましょう。
ターゲットをひたすら覚えて単語テストをしたり、チャート式を横でじっくり教えてもらう”だけ”の勉強はキケンです。
塾選びに限らず、これからどんなことをしていけばいいか具体的に知りたい!などがありましたら、ぜひR-dim箕面校に相談に来てください。
相談だけなら無料ですし、もちろん入塾を強制することは一切ありません。
いつでもお待ちしています!