「新入試で知っておいてほしいこと」について書いてきましたが、新入試については今回で一旦終了です。
今後、新しいことがわかればまたお伝えしていきたいと思います。
一貫してお伝えしてきたかったのは、保護者の方も含めてみなさんがイメージする”受験”というもののイメージを変えて取り組んでいく必要があるということです。
◆「勉強だけできる=合格」を変えようとする動き
国としては勉強ができれば大学合格に合格できる、というところから変えなければという考えです。
いまの大人も含めて、受験=勉強=たくさん覚える・たくさん解ければいいことだとまだまだ考えています。
まずこれを変えていこうという動きが入試制度に反映されていきます。
◆推薦・AO枠が増える?一般入試が減る??
これは、国立大学協会のホームページに記載してある推薦・AO入試についての基本指針です。
(2020年度以降の国立大学の入学者選抜制度 -国立大学協会の基本方針- より)
世間的には推薦やAO入試は「あんなものは実力ではない」などと、なぜか邪道扱いされる傾向にあります。
しかし、そのような”邪道”な枠を国立大学が3割も用意するでしょうか?
これまでの入試のどんな部分を改善したくて、これからどうしたいのかを読み解けばその理由もわかるはずです。
◆知識・技能を測る必要性は薄れている
今の時代は、小さな子どもや小学生でもスマホ1台あれば簡単に知識が手に入ります。
膨大な知識を人間の記憶に留めておく必要性が現代においては薄れ、調べれば誰でも瞬時にわかる知識を必死になって頭に詰め込み、それを測る試験で合格が決まる・評価されるのは時代に合わないとも言えます。
近い将来、AIの発達により人間の仕事がどんどんなくなると言われています。技能だってもはやロボットが将棋をプロ級でできる時代です。
数学や物理の問題集を必死になってたくさんこなして技能を身につけても、AIロボットなら一瞬でできる可能性が高いです。
いきなりゼロにはできませんが、知識・技能を測る試験の必要性はいまの大人が学生だった時代に比べて圧倒的に低い薄いのです。
なのに試験はずーーっと
「どれだけのことを知っていて」
「どれだけ問題が解けるか」
ばかりを測っているので、みなさんがする勉強もやはりそれがほとんどになってしまうわけです。
だから変わっていかなきゃいけません。
◆「どんな人物か」に焦点が当たっている
では、何を見るのかといえば以前お伝えしたような
知識・技能以外の力であり、人間性・人物像です。
推薦にしてもAOにしてもどんな人物なのかに焦点が当たっています。だからこそ国立大学は推薦・AO枠を増やそうとしています。
それは、どんな人物であろうが試験の点数がよければ合格としてきたこれまでの入試を変えようとする当然の動きと言えます。
いままでのペーパーテストでは評価できなかった力を正しく見るために入試制度が変わるのです。
◆大学入試を通じて社会で活躍できる人づくり
邪道ではなく、それこそが本来の姿だと私たちは考えますし、だからこそ入試制度がどうこう言われるずっと前から一貫して大学入試のサポートを通じて社会で活躍できる人づくりを指針としてやってきました。
現在の自分を変えたいと本気で思うみなさん、ぜひアールディムで勉強を通じてこれからの社会が求める人になりませんか?
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