◆語彙を軽視しない
まず欠かせないのが、大学受験に出てくる文章を読むための語彙です。
私たちは日本人で日本語ペラペラですが、大学受験の文章に使われる語彙を正確に知っているかと言えばそうではないです。
そこでオススメなのがこちらの1冊。
または、古文単語教材のように根元の意味などから勉強したい、という人は下の「現代文キーワード読解(Z会)」もありです。収録用語は210語で志望校によっては足りない可能性もありますが、現代文の勉強をゼロから始める人には最適でしょう。
◆文章のプロがどう伝えているのかを知る
文章は一方通行で「自分の伝えたいこと」を伝えなければいけないもの。
だからプロはものすごく考え、伝わるように筋道を立てて文章を書いています。
みなさんは「読み手」ですから、それらの”道筋”を捉えられるようになることが現代文の勉強の中心となります。
◆「知っている」と「読める」はちがう
語彙と論理構造を知識として入れただけではプロの文章は読めません。知識を使い、読解技術として身につくまで練習が必要です。
いくら解説されても技術は上達しません。解説されるよりも練習を積む。これが大事です。
だから、先生の書いた板書をただ写しても全く力がつきません。
◆読める=正解できるにはならない
出題者は、「本当に正しく読めたのか?」を疑い、間違わせようと問題をつくり、落としにきます。
問題集の例題のように、「ここが理解できたら次の問題は正解できますよ」と良心的には作られていないのです。
さらにこれからの新入試では、あなたがどう考えたのかを評価するために「記述式」の比重が大きくなっていきます。
なんとなーく選んで解答する、ができなくなるので、
『文章の道筋をとらえ、出題者の意図を汲みとり、適切に解答する』
ということができてはじめて点になりますので、正確な勉強をしてきていない人はまったく学力が伸びない可能性もある科目となります。
小さい頃から本に親しみ、何もしなくてもある程度は点が取れる、という人は多くいますが、大学受験、それも国公立二次レベルになるとそれは全く通じないと思っておいたほうが良いでしょう。
◆教材と講義の役割
現代文は特に独学が難しいとされる科目ですが、ただ解説される形式の講義を受けるぐらいなら、市販の優秀な教材で勉強すべきです。
何から何まで講義に頼ると、「自分で練習する」時間が圧倒的に足りなくなります。
1聞いて1アウトプット、で身につくことはないです。
1聞いて、自分のものになるまでは最低3、場合によっては5以上のアウトプットが必要になるでしょう。
単純暗記ならまだしも、読解技術のようなものは何回も練習してはじめて身についていくものです。
優秀な講義を聞くことがメインになって、肝心の練習が足りないとまったく伸びないのが現代文です。
講義を受けると有用なのは、「すでに高いレベルで技術が身についている人」が超難易度のクセのある大学の問題へのアプローチを学ぶ場合などです。
例えば、東大の対策演習のようなスポット的な要素に対しては市販の教材がカバーしにくい領域なので有効と思われます。
講義がすべて意味ない!などの極論ではなくて、自分にいま何が不足しているのか?をしっかり考えて最適な勉強を組み立てることが大切ですね。
◆新入試の国語をなんとかしたい!って人は大塾へ
大塾は現代文の圧倒的な伸ばし方を伝授します。
特に国語って何したらいいの?って人には最適です。
逆に「阪大の対策だけ仕上げにやりたいんやけど!」って人は予備校の授業で十分だと思います。
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