一番大切な「時間」
受験に限らず、定期テストやその他の試験など、高校生のみなさんは何らかの成果を目指して努力していると思います。
そうすると、気持ち的には
「いい勉強法ないかな・」
「どの参考書がいいのかな」
「どこの予備校が一番いいのかな」
など【方法論】に考えがいってしまいがちです。
でも、本当に一番大事なのは、あなた自身が
残された時間で何をどうできたのか?
です。
逆算しているかどうか
時間と言われても、目に見えないしまだ一年ぐらいあるし・・と実感が湧いていないことが多く見られます。
受験生ともなると、あと何ヶ月だ、と残り時間を意識することができてきますが、1・2年生にはなかなかそれが難しいようです。
時間で目に見えないなら、お金で考えてみると良いですね。
Aさん
好きな時に友達とカラオケいって、スタバも行きたい時にいって、無印で欲しいモノ買って、コンビニでちょっとお菓子とかも寄って・・・
残った分は貯金しよう、という考え方
Bさん
来年の春休みには○○へ行きたいから、いまから8ヶ月間で28,000円を貯める必要があるな。
そしたら、今月からお小遣いの中からまず3,500円はそのためのお金として銀行に入れ、使えないようにしよう。余ったお金で欲しいもの買ったりしよう。という考え方
来年の春に、行きたいところへ旅行するという目標を達成できるのはどちらの人でしょうか?
残り時間は決まっている
迫ってこないと行動できない、というのは人間の性質です。怠けているとかそういうことではなく、普通はそうであるので悩む必要はありません。
ただ、それは言い方を変えれば「成り行きまかせ」であり、目標達成の観点から見れば95%が失敗に終わります。
迫ってきてから行動し始めてどうにかできるなら、そもそも低い目標だっただけです。
大学受験においては、ほとんどの人がいまの自分より高いものを目標に置いているはずです。
そうなると、迫ってきてはじめてまともな行動ができる、だと手遅れになります。
時間というのは、止められない・買えない・人からもらえない絶対的な資源だからです。
逆算できると行動の選択が変わる
Aさん
「学校が16時まであって、帰ってきたら17時ぐらい。休憩してごはん食べて19時。
「学校が16時まであって、帰ってきたら17時ぐらい。休憩してごはん食べて19時。
ランニングとか運動が日課なので、終わったら20時半。そっからちょっとゲームしたいしお風呂入ったら22時か・・・
じゃあ22時になったら勉強します!」
Bさん
「私が今回の試験範囲のワークをできるようにするには、全教科で94時間が必要と計算しました。
4週間前から本格開始としたら1日約3時間半なので、20時から23時半は学習時間としてまず確保します。
それ以外は寝不足にならない範囲で好きなことをします」
AさんもBさんも、成績をあげたい!とかよい結果を出したいと努力しようとしていることは同じです。
でも、目標を達成できる確率はAさんとBさんで10倍以上の開きがあります。
貯金の例も、勉強の例も
『目標達成のために必要なことを優先しているか、気分任せで使っているか』
の違いが大きな結果の差となります。
自分が時間という大切な資源をどう考え、どう使っているか。
一度視える化してみるとヒントがあるかもしれませんね♪