受験勉強から得られたもの

1年半、まっすぐ自分と向き合い続けた女子高生が語る”受験勉強から得られたもの”

◆梅花高校 奥津暢子さん◆

 

────アールディムに入塾した時期と、どうしてこの塾を選んだのかを聞かせてください。

高2の秋です。それまでは違う個別指導塾に通っていたのですが、勉強を一生懸命するというより雑談ついでにちょっと勉強しようというような雰囲気の塾で。

勉強にそこまで熱心でなかったそれまではその緩い感じが良いと思っていましたが、勉強を頑張りたいと考えが変わったときに疑問を感じてしまって・・・

 

それで新しい塾を探していたときに、暗記の仕方を教えてくれる勉強会でアールディムのことを知りました。話を聞いたら前の個別とは全然違うなぁと感じたのでここにしました。

 

 

────志望校は最初から決まっていたのですか?

大学について全く考えたことはなかったです。最初はただ漠然と「このままじゃいけない、頑張りたい」という気持ちだけがありました。

 

大学も、最初の面談で確か近畿大学に行きたいって言ったと思うんですけど、あれもなんとなくの知名度やイメージで言ってただけで・・・

 

そもそも大学でどんなことが学べるのかも全然知らなかったので、先生たちに調べ方をアドバイスをいただきながら1から学部について調べました。候補の大学すべてのシラバスを片っ端から調べて、書き出して。

最初から偏差値で選ぶとか親がこう言ってるからとかじゃなくて、まず自分自身がどういう考え方なのかとか、大学での4年間での目的などから考えることを教えていただきました。

 

そして学問を調べていくうちに、「行動経済学」という学問があることを知って興味を持ちました。関西でそれが学べる大学で、さらに自分は高いレベルを目標にしたかったので大阪市立大学経済学部に決まりました。

 

 

────アールディムに入って、勉強に対する意識というか考え方はどう変わりましたか?

アールディムに入る前までは「勉強はしたほうがよいもの」ぐらいでしたね。

 

いい大学に行かないととかそういう考えはなかったですけど、漠然としていたというか。テストだから勉強しようかなーぐらいでした。そのとき通っていた塾も、大学を目指していたからとかでは全然なくて一応通っている状態でした。

 

入ってからは、そもそもなぜ大学に行こうとしているのかとか、勉強を自分がなぜしていているのかを考えるようになりましたね。

 

志望校をもつことよりも”何のためにするのか?”をいろんな人から教えられたことで「自分の夢を叶える手段」とか「自分のためだけじゃなくて家族とか先生とか周りの人たちを喜ばせたいな」と思うようになりました。

 

高校生インタビュー

 

────人を喜ばせたいと思うようになったのはなぜですか?

志望校という大きな目標だけでなく近い目標を考えて作ろうって機会があって、あんまり深く考えずに『学校の定期テストで100点を取る!』と冗談半分で言ってしまって(笑)。

でも先生たちは本気で喜んで、応援してくださって。「あ、これはやるしかない」「100点をとって喜んでほしい」と思いました。

 

100点を取ることよりも、取れたあとのイメージでやる気に火がついたというか。でも気合いだけじゃダメってことも教えられて、具体的に何をどうしたら取れるのかを毎日考えましたね。

 

それで本当に100点が取れて自分にもすごく自信になりました。先生たちもやっぱりすごく喜んでくれて、勉強に対する考え方がすごく変わりました。

 

 

────入塾してから、勉強への考え方や姿勢のほかにどんな変化がありましたか?

毎日勉強する習慣がつきました。以前の塾は問題のポイントを解説してもらって、問題を解いてみて間違ったところの解説をしてもらう感じだったんですが、アールディムではいつまでにどんな状態にするのかと、その具体的な方法を教えられました。

 

忘れないための復習のタイミングも組まれていたのでとにかく毎日それについていってたら自然と勉強する習慣になっていました。

次に塾に行く日に何のテストがあるかがわかっているので、それの準備をする中でただ勉強するだけじゃなくて「覚えられているか、すぐ解けるか」をいつも考えてするクセがつきましたね。

 

 

────授業がないということに不安はなかったですか?

塾は授業を受けに行くところと思っていたんですけど、アールディムは授業がない塾と聞いたので不安というよりはどういうやり方をするんだろうという気持ちでしたね。

入塾後の暗記法セミナーで「頑張れば結果がついてくるんじゃなくて、目標に対して正しく気持ちを持って正しく努力しないと何も結果は出ない」って言われてその通りだと納得しました。

前の塾では何も変わらなかったのは、授業や先生がどうかではなくて自分の気持ちとか正しい努力の仕方が自分になかっただけだとあらためて思いました。

 

また、教えられたとおりに毎日練習して定期テストで100点が取れたことで、逆に自信になりましたね。やっぱり授業任せじゃなくて、自分のやり方をちゃんと変えて勉強していかないとって感じました。

 

 

高校生インタビュー

 

 

────定期テストの結果以外に自分が伸びたと感じたところはどこですか?

とにかく学力がびっくりするぐらい上がりました(笑)。

特にセンター前の英語のパラグラフリーディングと数ⅡBへの攻め方を練習したことで、スコアが大幅に伸びました。高2のときに比べて偏差値が40近く上がったのは本当にびっくりしたしめちゃくちゃうれしかったですね。

 

ただ、順調に伸びたわけでは決してなくて、やっぱり自分のモチベーションが下がっていたり他に気になることができてしまって勉強に対する集中力が落ちていたときは、教えられたとおりに勉強しているつもりでも力がついてきませんでした。

先生たちの教えで日誌を毎日書いたんですが、読み返してみるとその日の自分の状態がとても表れていて。

 

この時期すごい伸びたなって感じたときの自分は、志望校に本当に行きたいと思っていたこと、目標を達成することで両親や先生、応援してくれる友達に報いたいって気持ちがすごく高かったですね。そういったことはアールディムに入る前は考えたこともなかったので、学力もそうですが人間的にすごく成長できたなと思っています。

 

 

────私たちが関わったことで役に立ったことはどんなことがありましたか?

大島先生は、話しかけてほしい時に来てくださって、なんで分かるの!?って感じでした。いつも明るくて面白いから話していると元気になって、勉強で悩んだときのアドバイスが本当に的確で安心してついていけました。

あとはやっぱり全教科の学力を上げていただいたことです。楽に届かない目標を要求されることも多かったですが、それが達成できると自信がつきました。

 

松田先生は、自分からはなかなか言いづらいことでも自然に引き出してくれるし、ちゃんと聞いてくれるから安心して悩みや不安なことを話せました。

模試の結果で落ち込んだ時も、どんな小さなことでも良いところを見つけて褒めてくれるから嬉しくて、先生のためにも頑張ろうって思いました。

 

先生方はいつも自分と真剣に向き合ってくれていつもわたしの味方で、こんな大人いるんだって思いました。

 

 

────先ほど、日誌の話が出ましたが、アールディムで学んだ”振り返り”はどのように役立ちましたか?

一番役に立ったことは、しんどい時や落ち込んだときにも自分でモチベーションを上げることができて前向きになれたことですね。

日誌は良かったことも悪かったことも両方記録に残っているので、読み返すたびに初心に返っていました。周りが遊んでいる中、自分は毎日塾に来て勉強して、という生活に一度嫌気が差してしまった時期があって・・・

 

そんな時、「日誌を読み返してみろ」というアドバイスで過去の自分と今の自分の違いを日誌で確認しました。

最初はこんなことも解けなくて苦労していたんだな、とか市大に行くと決意した時のこととか。記録していたからこそ今の自分がどれだけ成長できたかを知れましたし、それがまた頑張ろうってモチベーションになりました。

模試の結果が悪くて落ち込んだ時も、今まで書いてきた日誌を見たら自分がすごく頑張っていて。「ここで諦めたら過去の自分がかわいそう」と思ってまた頑張ることができました。

 

あとは改善を考えるクセが自然に身に着きましたね。今日はこうだったけどもっとこうするべきだったと日誌を書くときに必ず考えるので、翌日の勉強はそれを意識しました。

その繰り返しで自分がどんどん変わっていくことが体感できて、途中から書かずにはいられないほどクセになりました(笑)

 

日誌

日誌

 

 

────日誌は非常に有効な手段ですが、一方で書くことが面倒だと適当に書いたり、継続できなければ効果はありません。どうしてここまでできたのでしょうか?

最初の1ヶ月にどれだけ真剣にやれるかだと思いますね。私は先生が毎回日誌を添削してコメントを書いてくださるので、それを楽しみに書いていました。

こんなところまで見てくれているんだとか、ちょっとした気持ちの変化にも気づいてくれて、書かないとというよりは楽しんで日誌を書いていましたね。

1ヶ月も続ければ体が勝手にそれをするので、最初にどれだけ自分が真面目に取り組めるかだと思います。

 

あと、私は言われたこと以外にも自分で何かプラスすることを心掛けました。そうやって、頑張った自分を書き残すことが楽しいという感覚でした。塾で義務づけられているからするんじゃなくて、全部自分のためになっているなと感じたからできたという感じですね。

 

自分について深く考えるというのはしたことがなかったので、毎日自分と向き合うことでどんどんすごくなる自分が嬉しかったですね。

 

────振り返りの連続が自分を高みへと連れて行ってくれるということですね。ではアールディムでの1年半を振り返って総括をお願いします。

アールディムに入って人生が変わりました。入るまでの自分は本当に自分に自信がなくて・・・特別何かが秀でているわけでもないし、周りと比べて自分はダメだとずっと思っていました。

高校を卒業してそこそこの大学にいって、なんとなくそこそこやっていけば人生なんとかなるかなというかそんな感じでした。

 

でも、アールディムで先生たちが自分の言うことや考えていることを冗談にせず本気で考えてくれて。勉強を本気で頑張ってみよう、ちゃんとそれに報いようと自分に対して一生懸命になれました。

 

ただ一生懸命するんじゃなくてどうやったらうまくいくのかって考えて、なにがまずかったのかとか考えていくうちに成績が伸びて、「自分はできるんだ」と思いました。

 

あとは、それまではダメな自分を見るとすごく投げやりな気持ちになることが多かったんですが、冷静に受け止めつつその中から良いところを見つけて頑張れるようになりました。

 

良くなかった結果は変わらないけど、自分がそれをどうとらえるかは決められるって教えていただいたことが大きかったですね。前向きに考えられるようになって「どうせ・・・」と思わなくなったし、周りの目なんて気にしなくていいんだということに気づきました。

 

すごく自分が変わったし、両親にもそう言われました。人として成長したなぁ~と思います(笑)

 

 

────最後に、学力を大きく伸ばす秘訣を後輩に伝えるとしたらどんなことですか?

やり方も大事なんですが、一番は素直さと謙虚さ、感謝の心を持って勉強できるかどうかだと思います。こんなの意味あるのかなとか、自分には合わないとか決めつけずに素直にしてみること、謙虚に教えを受け止められるかで伸びが変わります。

 

学校でも、先生の教え方に文句を言っている人よりも、素直に声に出して読んだり一生懸命やった人が成績が良かったです。

 

先生からの教えだけじゃなく、お弁当を親に毎日作ってもらえることとか、励ましてくれる友達とか、どんな小さなことでも周りの人に感謝できることを見つけるようにしていたら、「その人たちのためにも頑張らないと」ってダラけそうになっても頑張れます。

 

あとは勉強する環境と習慣です。とにかく毎日学校帰りに直接アールディムの自習室に来て勉強していました。家でやったりやらなかったりになるぐらいなら、毎日続けられる環境に行ったほうが1日をムダにせず済みます。

 

アールディムの自習室は集中できるしきれいで、勉強を頑張りに来ている人ばかりだったので毎日行くことが楽しかったです。そういったことが偏差値40アップにつながったと思います。

 

 

高校生インタビュー

 

 

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